縮毛曲線と普通縮毛矯正の違いを詳しく説明します。

癖毛

こんにちは縮毛曲線マスターの小林です。

前回はなぜ毛先が曲がる縮毛矯正が似合うデザインを作るのに必要なのかをお話ししました。

今回は”縮毛曲線”とはどんなものなのか”普通の縮毛矯正”との違いを詳しく説明していきます。

従来の縮毛矯正

 

薬剤と高温のアイロンを使い癖を根本から毛先まで真っ直ぐにするのが従来の縮毛矯正。このの工程にオリジナルの施術をほどこして毛先に自然なカーブをつけるのが縮毛曲線です。(カーブの付け方は企業秘密)

真っ直ぐな直線の髪は毛先もピンと直線なのでどんなカットをしてもカットラインに動きがでなく、同じスタイルになってしまいます。

お客様の癖は真っ直ぐになったけどはたしてこのスタイルがこのお客様に似合っているのだろうか?

から生まれたのが毛先が曲がる”縮毛曲線”です。

では毛先が曲がる縮毛曲線のメリット&デメリットの解説をします。

縮毛曲線のメリット&デメリット

メリットその1

自然に見える

通常の縮毛矯正は独特の不自然な真っ直ぐ感がどうしてもでてしまいます。

質感、ボリュームなど自然な直毛の人とは違う作られたストレート感、縮毛矯正をかけている同士ならすれ違った瞬間に”あの人も縮毛かけてる”てわかってしまいますね。

縮毛曲線は毛先が自然な内巻きになるので自然な髪と見分けがつきません。

これは相当なメリットです。

メリットその2

 

似合う髪型になれる デザインできる

毛先が真っ直ぐの従来の縮毛矯正ではなぜ似合うスタイルにできないのか? なぜ同じ髪型になってしまうのか?

答えはどこを切っても毛先がピンと直線だからです

美容院のカットはレイヤーカット、グラデーションカットなど髪に段差をつけたり丸みをつけたりしながらその人の顔の雰囲気に合わせながら似合う髪型を作っていきます。

その美容師のカットテクニックが反映されないのが真っ直ぐな毛先の従来の縮毛矯正です。

縮毛曲線は毛先が曲がります美容師のカットラインが反映されます、美容師の計算通りのスタイルができます。

だから癖毛でも似合うスタイルができるのです。

毛先が曲がり動きがでるから丸みをつけたり髪のウエイト位置をカットで調整したりしてその人の顔立ちに似合った髪型が作れます。

美容師のカット技術を通常通り再現できるのが縮毛曲線です。

メリットその3

自然な前髪になる

縮毛矯正をかけて前髪が真っ直ぐすぎて顔に馴染まず不自然な前髪になったことはありませんか?

顔にかかる前髪が肌から浮いてしまうほど不自然な前髪はありません。

特に前髪はヘアースタイルを作る上で似合わせる大きなポイントです。

前髪の毛先が曲がることにより肌に自然に馴染みます。目の形、顔の輪郭や骨格にわせた前髪になり顔に馴染み似合うスタイルになります。

メリットその4

男性の癖毛に

これは癖毛をプラスに変える方法です。

私は男性の癖毛のお客様に前髪だけ縮毛曲線をかけます。

男性はほとんど短髪ショートなので癖を短くカットするとゆるくパーマがかかっているようにスタイルが作れます。

しかし前髪のうねりはカットではどいうにもならないので前髪だけ縮毛曲線をかけ後ろの癖に馴染ませます。

従来の縮毛矯正では毛先真っ直ぐなので癖毛のとのつなぎ目が合わずに、かけた髪とかけてない髪がはっきり別れてしまい不自然ですが、縮毛曲線は毛先のカールが地毛の癖と自然になじむので自然な仕上がりになり、老けて見えがちな前髪の癖を押さえながら男性の骨格に似合うスタイルになります。

メリットその5

癖毛でも似合うショートカットができる

ショートカットはレイヤーカット(段差の多く入るカット)です。従来の縮毛矯正では毛先が真っ直ぐすぎて形にならず縮毛矯正でのショートカットは断られていたのではないでしょうか。

縮毛曲線はショートカットもできます。グラデーションカカットもきれいに丸いラインがでます。

メリットそ6

乾かすだけで形が決まるので手入れが簡単

縮毛曲線は濡れている時より髪から水分が抜けた時の方がカールがでます。

濡れた状態から必ずドライヤーを使い縮毛矯正でボリュームのなくなった根元をハンドドライで持ち上げるように乾かします。

毛先のカールを手で伸ばさないように少し手で丸めるイメージで乾かすとふんわりカールに仕上がります。形状記憶カールと呼んでいます。

縮毛曲線のスタイルをハンドドライで乾かしているさまざまな毛質、スタイルの動画をアップしています。

ぜひご覧頂いて通常の縮毛矯正と縮毛曲線の違いを見てください。url

メリットその7

ボリュームのある縮毛矯正に仕上がる。

”従来の真っ直ぐな縮毛矯正”はボリュームがなくなりペタンとしてしまうこともデメリットの一つです。

特に軟毛、細毛の方、ご年配の加齢によりボリュームがダウンしている方、それで癖があっても縮毛矯正をかけるのをためらっている方も多いと思います。

もともと癖毛は強固な癖でボリュームがでてしまう癖毛を縮毛矯正でまっすぐにする技術です。

根本から真っ直ぐにするので、”癖の収まりがよくなる=ボリュームがなくなる”という形式になってしまいます。

多毛、剛毛の方はちょうどよくなりますが、ねこ毛、細毛、軟毛の方が縮毛矯正すると全体にボリュームがなくな毛先まで真っ直ぐだと顔おイメージが貧相になってしまいます。

縮毛曲線は毛先がカールするので根元をおこすようにして乾かすと全体にふんわり大きなCカールのイメージで仕上がるのでペタンとした印象にはなりません。

 

ではデメリットは?

 

デメリットその1

傷んでいる髪にはかけられない。

これは縮毛矯正もパーマも同じです。過度に傷んでいる場合はかけられません。

特に曲線は毛先にカールを入れるので毛先に強いダメージのある毛髪、繰り返しの縮毛矯正の履歴がある髪の方はかけられません。

縮毛矯正は美容技術の中でもブリーチに次いでダメージの大きい技術です。むやみに施術を施していると必ずダメージしてしまいます。その方の癖に合わせた縮毛矯正のかけかた、サイクル、カラーとの組み合わせなど緻密にヘアーローテーションを計画することでダメージは最小限に抑えながら縮縮毛曲線を楽しことができます。

デメリットその2

毛先を切ってしまうと普通の縮毛矯正

当然毛先を切ってしまえばカールがなくなるの  当然、通常の縮毛矯正と同じ真っ直ぐな縮毛矯正になってしまいます。

アンジェリックではこのタイミングでパーマをかけパーマスタイルを楽しむ、次のタイミングで

アンジェリックでは縮毛曲線を始まりとして1^2ヶ月後の次のスタイルチェンジにパーマ、そのまた1^2ヶ月後には残っているパーマを生かしてカットだけもしくは癖が出ていたら毛先にパーマはそのままに根元の縮毛矯正だけかける、もし癖が強く出ていたら縮毛曲線をかけてスタイルをリセットすることにより癖毛の人でもいろんな髪型が楽しめる黄金ローテしょうんを提案して癖毛の日チノもいろりろな髪型が楽しめるように提案しています。

デメリットその3

髪質、ダメージレベルよって曲線カールのでかたが違う

カールコントロール(カールの強弱)が髪質、ダメージレベルに左右されます。

ノーカラー毛 縮毛矯正を始めてかける 髪質太め      =カールがしっかりでます

アルカリカラー毛 縮毛矯正の履歴がある方   細毛、軟毛     =ややカール

     細毛、軟毛でダメージのある方          =ほんのりカール

まとめ

いかがでしょうか文面では中々伝わりにくい部分もございますが、普通の縮毛矯正と縮毛曲線の違い、メリット、デメリットを記述してみました。

アンジェリクでも全ての癖毛のお客様が全員縮毛曲線をかけているわけではありません。

髪質、スタイルによって普通の縮毛矯正、毛先が曲がる縮毛曲線と使いわけています。

ただ一つ言えるのは縮毛曲線はお客様に対するデザインの幅が広がるといううこと、癖毛のお客様が色々なデザインのヘアースタイルが楽しめるという事です。

癖毛でいつも同じ髪型になっている方、こんな縮毛矯正があったらと探していた癖毛でお困りのお客様、こんな技術があったらいいなと思っている美容師さん、どうぞアンジェリックにご相談ください。

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